ちさの木について
2023年3月2日 10時05分南校舎のそばにある大きな木が「ちさ(萵苣)の木」です。野山に生える落葉樹で万葉集にも出てくるそうです。
根元に「藤樹ゆかりの「ちさの木」大正五年植樹」とあります。大正4年に河野小学校が現在地に移った時に植えられたものです。大正5年は、1916年ですから樹齢は100年以上となります。
もともと、この木の親は代官屋敷にあったものですが、藤樹の祖父がこの木を好み、大洲から持参してきて植えたものと伝えられています。
藤樹先生を見習って、立派に学問をし、正しいことを知り、正しいこと行うことを願って植えられたものです。
そして、今の河野小学校では、この木の名前から「ちさの木タイム」を授業中に取り入れて、自分の考えを述べたり、友だちの意見を聞いたりして、学習を深めることにしています。
【明治の終わり頃の代官屋敷のちさの木】
「ふるさと河野」より
さて、本校ゆかりのちさの木ですが、枝が校舎に接触していることから、この度、剪定していただきました。すっかり枝も切られてしまいましたが、もう少しすると新しい葉が出てきて、元通りの勢いのある姿に戻ることでしょう。
【剪定作業の様子】